2023年6月13日より15インチモデルのMacBook Air M2搭載モデルが販売開始となり、13インチのMacBook Air M2搭載モデルとともに注目を集めていますね!
Appleは、13インチのMacBook Air M1搭載モデルも販売を継続していますので、どちらを選ぶべきか悩む方も少なくないようです。
またM2チップとM1チップの性能差を考えると、M3チップを搭載したMacBook Airの登場まで待った方が良いというコメントもよく見聞きします。
待つべきか?今、買うべきか?どっちを買うべきか?
以下に解説します!
*人気のMacBook Air M2搭載モデルが、Amazonのセールで安くなるときはチャンスでしょう!
MacBook Air M3を待つべきか?
Appleシリコンと呼ばれるAppleが自社開発したSoC(システム・オン・チップ)には、いくつかのシリーズ・種類があります。
その中でMacやiPad用に開発されたものがMシリーズで、MacBook AirにはM1チップとM2チップを搭載したものが販売されています。
以前のIntelのチップ(プロセッサー)を搭載していたものに比べ、大幅に性能が向上し、消費電力も低くなっていると言われています。
それだけにM1チップ搭載のMacBook Airが発売された頃には大きな注目を集めました。M2チップになってさらに性能が向上しています。
Appleの公式サイトによれば、M2搭載MacBook Airは、M1搭載MacBook Airに比べて最大1.4倍高速になっています。しかし、この性能アップが「物足りない」と感じるファンもいるためか、「M3搭載MacBook Airを待つべき!」とのコメントが聞こえてきます。
本当にM3搭載MacBook Airを待つべきなのでしょうか?
結論としては、しばらく(1年以上?)新しいMacBook Airの購入を待てる方を除けば、待つべきではないと言えるでしょう。
なぜなら、2023年6月29日時点で、AppleからM3搭載MacBook Air発売に関する公式の発表がなされていないためです。
つまり、2023年度中にM3搭載MacBook Airが発売されない可能性もありますし、いつ発売されるのかもわからないためです。
現時点で新しいMacBook Airが欲しいのに、場合によっては1年以上も待たなければならないということは耐え難いでしょう!
必要な時、欲しい時に入手可能なMacBook Airを買いましょう!
ただし、Appleが新製品の発表をするWWDCがまもなく開催されるようなタイミングでしたら、そのWWDCまで待ってみるのは良いでしょう。
MacBook Air M2とM1のどっちを買うべき?
Apple Storeでは、13インチMacBook Air M2搭載モデルは164,800円(税込)から、M1搭載モデルは134,800円(税込)からです。
差額が30,000円ですので、当然のことながらM2搭載モデルの方がスペック的に優れています。したがって、より優れた機種を求めるならば、言うまでもなくM2搭載モデルを選ぶべきです。
また少しでも安い方が良いということでしたらもちろんM1搭載モデルということになりますが、より詳しく検討するならばどのような違いがあって、それが30,000円分の差額に見合う価値があるのかどうかということになるでしょう。
M2搭載モデルとM1搭載モデルは、詳細なスペック(仕様)はかなり似ています。
前述のように、M2搭載MacBook Airは、M1搭載MacBook Airに比べて最大1.4倍高速になっています。
その他、主に以下のような違いがあります。
【M2搭載MacBook Air】
13.6インチLiquid Retinaディスプレイでノッチ有り・狭額縁の洗練されたデザイン
2,560 x 1,664ピクセル
500ニトの輝度
10億色
1080p FaceTime HDカメラ
4スピーカーサウンドシステム(空間オーディオに対応)
Thunderbolt/USB 4ポートx2 + MagSafe
Bluetooth 5.3
1.24kg
【M1搭載MacBook Air】
13.3インチRetinaディスプレイ
2,560 x 1,600ピクセル
400ニトの輝度
数百万色以上
720p FaceTime HDカメラ
ステレオスピーカー
Thunderbolt/USB 4ポートx2
Bluetooth 5.0
1.29kg
どのスペック(仕様)に魅力を感じるのかは人それぞれですが、M2とM1の性能差に加えて、ディスプレイの性能差、MagSafeの有無の差まで考えると、十分に30,000円の価格差にふさわしい差があると感じています。
ディスプレイの違い
最近は、MacBookで映画や様々な動画を観る機会が増えています。また撮影した写真や動画を見る機会もあるでしょう。
このような使い方をするならば、ディスプレイの輝度と色域(表示可能な色数)の違いは大きな差となります。
映像のコントラスト、すなわち、映像の中の最も明るい場所と、最も暗い場所の輝度の比は、メリハリのある映像を表示に大きく効いてきます。
これは実際に見比べてみればすぐ分かることなのですが、実物を見比べることができなければ、ある適当な映像を表示しながら、画面の明るさを変えてみれば体感できるでしょう。
例えば、美しい映像を表示した状態で、画面を暗くしていけば、映像の美しさを感じにくくなることがわかるはずです。
また同じ映像でも鮮やかなものを色褪せたものでは、美しさも大きく異なります。
したがって、上記の輝度の差と、色数の差は、映像を楽しむ時にはかなりの差になるはずです。
ディスプレイの外観においては、狭額縁(周囲の縁の部分が狭い)M2搭載モデルの方が斬新さが感じられます。
スピーカーの違い
スピーカーシステムにも違いがあります。MacBookのスピーカーは、多くのWindowsノートPCと比べてかなり良いです(*WindowsノートPCの中にはスピーカーの質が高いものもあるかもしれませんが未確認です。少なくとも私が使っているLet’s Noteよりは断然MacBookの方が優れています)。
スピーカーも音楽や映画・動画を楽しむ時にはかなり重要です。
インターフェイス
MacBook Airのもっとも脆弱なところの1つはインターフェイスです。基本的にはThunderbolt/USB 4ポートx2です。
しかし、M2搭載モデルはMagSafeが使えるので、2つのポートを自由に使えます。これは案外大きいです。
また使ってみるとMagSafeは本当に便利で使いやすいです。
やはり、予算的に許容できるのであれば、スペックが優れているM2搭載モデルをおすすめします。
もちろん、M1搭載モデルも通常の使い方をするのであれば、十分な性能がありますので、節約するためにM1搭載モデルを選ぶのもアリです。
これら2機種との比較からもわかりますように、価格的にもさらに上のMacBook Pro M2 Pro搭載モデルは、非常に優れたスペックであることを記しておきます。
14インチMacBook Pro M2 Pro搭載モデルについてはこちらの記事で紹介しています。
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