最近は、ランサムウェアやいろいろなマルウェアなどのいわゆるサイバー攻撃が大きなニュースになっています。身近なところでも被害にあったという話を聞くこともあり、心配になりますね。
「Macにはセキュリティソフトはいらない!必要ない!」ということもよく聞きますが、本当なのでしょうか?
通常の場合、MacBook Air・Pro、iMac、Mac mini、Mac StudioなどのMacにセキュリティソフトは不要と考えて良いです。以下に解説します。
*Apple M1 Proチップを搭載したMacBook Proは、桁外れの高性能です!
MacBookの使い方・選び方・安く買う方法についてこちらの記事で紹介しています!
Macにセキュリティソフトは不要?それとも必要か?
先ほど「Macにセキュリティソフトは不要」と述べました。それでも、もちろんあった方が安心です。ただMacセキュリティソフト不要論には、Macのそもそも兼ね備えているスペックが影響しています。
まずセキュリティソフト不要の理由1つ目として、最新のOSの提供があります。OSが古ければその脆弱性を突いてウイルス攻撃が仕掛けられます。最新のOSを使えば、そのリスクは大きく下がります。
MacOSのアップデートは頻繁に行われており、実際にアップデートしてもあまりトラブルには遭遇しないようです。やはり、OSから自社開発しているパソコンメーカーの強みですね。
したがって、新しいMacOSがリリースされたら、早くアップデートするようにしましょう。
2つ目の理由として、そもそもMacにはセキュリティ対策が備えられています。この標準仕様で完備されているセキュリティ対策は万全ではないもののある程度のセキュリティ対策になります。
3つ目に他のセキュリティソフトを入れた場合、Macの動作が遅くなったり、Wi-Fiに繋がりにくくなる場合があるという点です。Appleはもともとプライバシー保護を重視しているため、他にインストールするアプリに対して合わない場合があるようです。
M1 Macにセキュリティソフトは不要?
2020年モデルのMacBook Proから、これまでのインテルのプロセッサに替えてAppleのM1チップとその派生品であるM1 Pro、M1 Maxなどが搭載されるようになりました。
これはMac用のソフトウェアを開発する人々にとっては極めて大きな変更で、Mac上で動作する様々なアプリに影響を与えます。
Appleとしては、これまでのインテルプロセッサからスムーズにユーザーがM1系プロセッサに移行できるように、大きな努力をしていますので、通常はそれほど意識しなくても大丈夫です。したがって、Macのセキュリティ全般については、前述の通りです。
しかし、次項で述べるような他社のセキュリティソフトをインストールする場合は、それがそのMacに対応しているのか否かを確認するようにしましょう。つまり、現在は、インテルプロセッサを搭載したMacを使っているユーザーが多く、最近購入したユーザーの中にM1系プロセッサを搭載したMacのユーザーが少しずつ増えている状況だからです。
Macのセキュリティソフトのおすすめ
セキュリティソフトを選ぶ時には、いくつかのチェックポイントがあります。
まずある程度以上の販売実績があり、多くのユーザーから支持されているセキュリティソフトを選ぶ方が無難です。それだけ実際に使用した人から良い評価を得ているということでもありますし、売上・利益も出ているということでもあります。
トラブル発生時にサポートが受けられることも重要です。
マルウェアやウイルスを使ってサイバー攻撃をする側の技術も日進月歩です。次々に新しいものが発生しますので、すぐに新種のものに対応できるようなアップデートがされることも重要です。
これらを満足するような開発・サポート体制を整えるには、常識的に考えればそれなりの資金が必要です。無償のソフトの提供のみではこれらを構築し維持することは困難と考えられます。
したがって、前述のようなある程度以上の販売実績がある有償のセキュリティソフトがおすすめです。
アバスト Avast
販売数がトップレベルのセキュリティソフトと比べるとご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、Avastはセキュリティソフトの分野では有名です。世界の4億人のユーザを守っています。
使用しても動作が軽いことに定評があります。
ウイルスバスター
他のセキュリティソフトが使いたい場合は、ウイルスバスターがおすすめです。セキュリティソフトとしてももっとも売れているので安心感があります。
そのウイルスバスターはMacにもインストールできるということです。Mac初心者の方にはデジタルサポートプランで使用方法など、困ったことをサポートしていただけるプランもあるようですよ。
その他のMacのセキュリティ対策
Macの使い方でもセキュリティを強化できます。主なポイントを以下に記します。
怪しいメールを開かない・リンクをクリックしない
メールを利用したフィッシング多発しています。有名なECサイトなどの名前を語るものもあり、かなり巧妙です。特に自分が利用しているサービスに関するものでは、油断していると騙されやすいです。
基本的には重要な情報のやり取りはメールでは行われず、公式サイトや手紙などで行われます。心当たりが無いメールは基本的には開かず、万が一開いてしまった場合も、メール内にあるURLのリンクなどはクリックしないようにしましょう。
特に個人情報の入力を求められたら、「怪しい!!」と考えましょう。
パスワードを管理する
Macやインターネットなどを経由するサービスにはパスワードが設定されることがほとんどです。大切なパスワードが漏洩しないように注意しましょう。
またWiFi(無線LAN)ルーターなどは、初期設定のままパスワードを設定しないで使ってしまう方もいらっしゃいます。パスワードが設定されていないと、隣の方や家の前に来た方でもルーターを使用することができてしまいますので危険な状況になります。
USBメモリでデータの受け渡しをしない
USBメモリを経由してウイルスなどのマルウェアがMacに侵入することがあります。極力USBメモリでのデータの受け渡しは避けましょう。
どうしてもUSBメモリを使う場合は、ウイルスチェックをしてから使いましょう。
まとめ
以上、Macのセキュリティ対策についてご紹介してきました。私はMacのセキュリティ対策は特に必要ないと考えていましたが、動作に影響を与えにくいクリーニングソフトならば使っても良いと考えています。
MacをHDMIでテレビに映す方法についてこちらの記事で紹介しています。
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