Apple Watchは、Series 2以降ならば、プールなどで使える程度の耐水性能があります。
しかし、プールで水に浸かるような使い方をし続けると壊れるリスクがあること、プールによってはApple Watchの使用を禁止しているところもあることは理解しておいた方が良いでしょう。
プールで安全に使用するためには、Apple Watchにケースを装着するのがオススメです!
以下に詳しく説明します。
Apple Watchはプールで大丈夫なの?壊れない?
本体の耐水性能
歴代のApple Watchの防水性能についてメーカー仕様では以下のようになっています。
Apple Watch (第1世代) 耐水性能、防沫性能、IPX7
Apple Watch Series1 耐水性能、防沫性能、IPX7
Apple Watch Series2以降 深水50メートル耐水性能(ISO規格22810:2010)
仕様だけ並べてみると一見どの世代の性能もかなり高い防水性能を持ってるように思いますが、注意が必要です。
「IPX7等級とは一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水することがない」
という規格は、少し水に浸かる・水がかかる程度なら大丈夫という程度の耐水性能を意味します。したがって、プールでの使用はできないです。取扱説明書にも「水に浸すことは推奨しません。」と表記があります。
したがって、Series2以降のモデルであればプールや海での使用が可能です。これも厳密には「防水性能」ではなく「耐水性能」という規格です。
また、Series2以降には防水ロックという機能を搭載しており、画面の状態を固定し、水流による誤動作をしないようにする機能を搭載しています。
バンドは耐水性能が無いものもある
Apple Watch本体のことだけを考えがちですが、実は使用するバンドによっては耐水性能の無いものがあるということを知っておいた方が良いでしょう。
クラシックバックル、レザーループ、モダンバックル、ミラネーゼ、リンクブレスレットの各バンドは耐水性能がありません。使用中に破損の恐れがあります。
プールで使用する場合は、耐水性能のあるバンドに替えて使用することをオススメします。または後述するようにカバーを上から装着するという方法もあります。
石鹸・シャンプーなどを付けない
厳密に言うとプールではないのですが、プールに入った後にシャワーやお風呂に入るケースもあると思いますので、念のために記しておくと、Apple Watchには石鹸やシャンプーなどの水以外の液体を付着させないように注意する必要があります。
機器本体へ侵入し、故障の原因となります。もちろん、石鹸やシャンプーなどが一瞬付着したからと言ってすぐに故障することは考え難いですが、付着してしまった場合もできるだけ早く洗い流すようにしましょう。
Apple Watchのプールでの使用が禁止されていることもある
ほとんどのプールでは、基本的には使用できます。
しかし、公共施設のプールやスポーツジムなどでは独自のルールを持っていて禁止の場合があります。それらの施設でプール利用の際には、事前に受付又は利用規約で使用することに問題が無いか確認した方が良いと思います。
自己判断せずに施設のルールは守るようにしましょう。
禁止している主な理由は、プールでは肌を露出させている為、人に接触した場合にケガをさせる可能性があるからのようです。他にはクロールなど手を振り上げて泳ぐような姿勢の時手が人に触れてケガを負わせてしまうことが考えられます。
どこかにぶつけた衝撃で破損し、ガラスや金属片がプールの中に散乱してそれによりケガをする可能性もあります。水の中に透明な破片がばらまかれたならば回収はほぼ不可能ですし、プール利用者の誰もがケガをする可能性があり危険です。
Apple Watchをプールで使うならカバーを付けたい
カバーを取り付けして使えば、人に当たっても直接金属で接触する訳では無いのでケガを負わせる可能性が減ります。
またどこかにぶつけた場合も破損の可能性や飛散を防ぐ効果を期待できます。耐水性の無いバンド使用時でもカバーを付けることで万が一破損しても外れることを防ぐことができます。
一般の防水性能がある腕時計でも、2年程度でオーバーホールしてメンテナンスすることで防水性能が維持できます。Apple Watchの場合、明確に説明されていませんが、経年劣化により耐水性能が低下する可能性もあるでしょう。
外付けの防水ケースを取り付ければ、そのようなリスクも減らせます。
Apple Watchのバンドのおすすめについてこちらの記事で紹介しています。
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